バニラエッセンスとバニラオイルが並んで売ってたんだけど、どう違うのかな?
両方ともバニラの香りの成分(香気成分)を抽出したものなんだけど、抽出する方法が違うんだ。
この記事では、バニラエッセンスとバニラオイルの特徴と違いについてまとめました。
バニラとは?
バニラについて
バニラとは、多年生のつる性植物です。
この植物の種子が香料として使われています。
収穫した豆の状態ではまだ甘い香りはしませんが、長い時間を掛けて発酵、乾燥、熟成させていくことで、甘い香りを持つ茶色いバニラビーンズへと変化していきます。
バニラの香気成分
バニラの香りの主な成分として知られているのがバニリンです。
バニラエッセンスやバニラオイルの香りは、バニラビーンズから主にこのバニリンが抽出されたものです。
バニリンは化学合成でもつくられており、大量生産のお菓子などには合成バニリンが使われていることが多いです。
バニラエッセンスとは?
バニラエッセンスとは、バニラの香気成分がアルコールに溶けているものです。
バニラビーンズをウォッカやラム酒、バーボンなどのお酒に漬ければ、自宅でもつくることができます。
バニラオイルとは?
バニラオイルは、バニラの香気成分がオイル(油)に溶けているものです。
市販されているバニラオイルは、オイルで抽出した香気成分にアルコール等が添加されています、
特徴の違いと利用法
お菓子づくりに使いたいときはどちらを使えばいいのかな?
焼き菓子に使うか、アイス、プリンなどの冷菓に使うかで変わってくるよ!
バニラエッセンスは香気成分がアルコールに溶けているため、高温になると揮発しやすいという特徴があります。
そのため、焼き菓子などへの添加には向きません。
一方で水になじみやすいという特徴があるため、水分が多いアイス、プリンなどへの添加にはバニラエッセンスがおすすめです。
バニラオイルは香気成分がオイルに溶けているため、バター(油脂)などの多い生地になじみやすく、また熱に強いため、焼き菓子などへの添加に向いています。
一方で、冷菓に使用すると香りが広がりにくく、やや油分を感じてしまう可能性があります。
コメント